5月に出産した時の入院レポです。少し間が空いてしまいましたがUPしました。某誌にレポが載るので初出を合わせた次第です。
かなり細々書いておりますので長いですがこれから出産なさる方には(なるほど~)と思って頂ければ嬉しいです。
時系列に追っていきます。
では前日〜一日目から。
前日
母が泊まりに。翌朝早いので息子を見ていてもらうため。夕ご飯は早めに済ませ消化の良いうどんに。21時以降は絶食。
当日
6:10
マタニティタクシーで病院へ。自宅住所を登録してあったのでスムーズ。
6:30
病院着、回復ルーム(という泊まる部屋とは別の場所)に案内される。
前開きのガウンのような病院着に着替えショーツ以外の下着を外し弾性ストッキングを履き、
剃毛。
そして浣腸。すぐ隣がトイレですぐにかけこむ。7時くらいまでトイレにいたので「大丈夫ですか~」とノックされる。
前回の出産で初の浣腸をしたのが本当に苦痛で…心配でいつまでもトイレにこもってしまった。
点滴。ポカリ的なものと説明あり。
トイレが近くなり二回ほど行く。
様子を見に来た看護師さんと少し話をする。
じつは性別がまだハッキリしない、と伝える(逆子でエコーに映りづらかった)。
「帽子の色が白ピンクブルー黄色がありますがどうしますか?」
白に決めた。
「傷はかなり下の方なのでビキニも着れます」
「逆子で帝王切開かあ。赤ちゃんはお利口だから無理して回らないのよ。」
と言われ不安な気持ちが少し紛れた。
診察時も、逆子のままの姿勢でいた方が良い理由があるって赤ちゃんなりにわかっている、とのことを言われ心が楽になったっけ。
7:30
この頃から少々暇。
回復ルームのベッドで横になり気持ちを落ち着けて旦那さんが来るのを待つ。
息子は大丈夫かな…。
8:20
旦那さん着
荷物を個室へ運んでもらう。
9:00頃
手術と言われていたものの少しズレる模様。ざわついているから何か起きたのだろうか。
このあたりで旦那さんへの指示があるかとおもって聞いてみたものの「待ってて下さいね」のみで特に無し。
9:30オペ準備開始。
手術室へ案内される。
覚悟は決めていたはずなのに分娩室とは違う手術灯(例の丸いライトね)の迫力に気圧されて棒立ちになってしまった。
キリっとした女性の麻酔科医に
「まだ身体は自分で動かせますから!」
と言われて我に帰る…。
そりゃそうだ、確かにまだ麻酔も何もしていないし。しっかりしなくては、とヘアバンドを着けて服を脱ぐ。素っ裸でなんだか恥ずかしいがそんなことも言ってられない。
手術台の上に背中を丸めて横になる。
事前に「エビのように」と言われていた。お腹が大きいので身体を縮めるのが苦しいけどなんとか頑張る。も〜これが本当にキビシイ。
背中に麻酔の針が刺さる。痛いがなんとか耐えられる程度。
仰向けになる。上半身と下半身別々に布をかけられる。
と、ここで問題勃発。
スタッフの会話が耳にして入るも
「旦那さん用の椅子を頭の右手に置いて」
「え?立会いあるんですか⁉︎聞いてないです」
(え〜そんな⁉︎先生に言ったぞ…⁉︎なんかちょっとさっきも不安だったけど)
途端にざわつく手術室内。全員に情報が行き渡っていなかったようで…。
先生の「立会いあるよ」の一声でサッとその方向に切り替わり場は収まった。一安心。
だんだん麻酔が効いてくる。下半身がフワフワして温かくなってくるような不思議な感覚。
触られているのはわかる。
この間、立会いの旦那さんしばし外で待機していた。準備が整ったところで最後に入室。
「俺がいる執刀するかのような気分になってしまいそうだった」とのこと。
椅子に座り手を握っていてもらった。
執刀開始。
お腹を触られたり押される感じがするが痛くない。
とにかく言葉にしづらい未体験の感覚。旦那さんに何か話していないと落ち着かない。しきりに「なんか変な感じ…!」とか「痛くないけど…う~ん」などと話し続けていた。
足が少し見えた後、泣き声がする。
「1003分」という声がしたのを覚えている。
「性別分からなかったんだよね、言っちゃって良いのかしら?」
と顔の近くまで赤ちゃんを連れてきてくれた。姿を見て自然と涙が溢れる。
「可愛いね…」
とにかく産まれてほっとした。
長いので、お腹を閉じる方からはその2にします。